おたる Book Art Week 2015
2015年9月26日
本から伝わるものは、決して文字だけではない
文字では伝えきれないものが、本から伝わってくる2015.9.24 ミュージアムカフェ
ゲスト:玉川 薫さん
9月24日のミュージアムカフェでは、
9月25日から始まった「おたる Book Art Week 2015」
展示会場の一つになっている文学館での展示について
市立文学館から玉川館長にお話を聞きました!
本とアート、芸術と文学
それぞれが融合・コラボしながら作品展示を行うブックアートウィーク
文学館では今までもブックアートウィークに参加し
まめ本の展示など様々な展示を行ってきましたが
今回は、今年「文学館」として参加したもう一つのイベント小樽アニメパーティー
とも融合し、アニメイラストの展示やガンプラの展示も行っているそうです
◆インタビュー内容
番組スタッフ:
イラストやガンプラは文字を持たないですよね
市立文学館として、それを飾る意味はどこにあるのでしょうか?
玉川館長:
本から伝わるものは、決して文字だけではありません
文字では伝えきれないものが、本から伝わってくる
本を開いた時の手触り、見た目、匂い、書き込みなど
全てトータルした小宇宙が一つの本となるわけです
ならば文学館として、その面白さを伝えるためには
様々なアプローチをしていきたい。
ガンプラやイラストからは逆に
文字以前の、文字と言って良い様なものが立ち上がってくる
とも考えられるわけです
ちょっとつつけば、文字になって溢れてくる
そんな物語を背負っている
ガンプラだけを見ても、イラストだけを見ても
見る人には絶対に伝わるわけです
たとえ文字を持たなくても
文学館全体の世界と繋がっている
そう僕は思っています
番組スタッフ:
本は小宇宙なんですね
玉川館長:
小さな宇宙
果てが無いくらい、深い宇宙だと思っています